複利攻勢

落ちこぼれ系会社員の投資ブログ

クマさんに出会った

べあ ベア bear クマー

今年の入って米国株式市場の下落が止まりません。 時折大きく反発することがあるものの、勢いは続かずまた下がるということを繰り返しています。

上がったときに「底を打ったかな?」と慌てて飛びつくと見事に罠にひっかかります。 かといってガチホしたまま眠っていてもズルズルと落ちていきます。

下がる時は一気に下がりますが、上がる時も % で見るとそれなりに大きく見えます。 でも下がる時と上がる時の % の値は等価ではないので、気づいたらどんどん目減りしています。

-50% に対応するのは +50% じゃなくて +100% だ、というやつですね。 2 分の 1 に対応するのは 1 分の 2, つまり 2 倍ってことです。

S&P 500 もギリギリ耐えていた -20% のラインを割り込み、遂に弱気(ベア)相場入りしたそうです。 終値ベースでなければ先月既に到達していたようですが、その時はすぐに反発していました。 今回は誰もが認める形です。

NASDAQ に至っては -30% です。 円評価額で見れば円安効果でもう少しマイルドにはなりますが、有力な指数でこれほど下げるのは中々辛い状況です。

コロナショックをきっかけに始まった異次元の金融緩和は終わり、 反動で起きた歴史的なインフレに対処するため今度は類を見ないペースで金融引き締めが進みそうな状況です。

いくら株式市場は先行する指標だとしても、これだけインフレ率と金利の乖離がある中で既に織り込んだと考えるのは時期尚早に思われます。

PER で見たら妥当な水準まで落ちてきたという見方もあるみたいですが、妥当な水準で下落が止まるという保証はありません。 また今後の景気減速による業績悪化を加味すると、まだ割高であるという考え方もできそうです。

現時点では少なくとも夏が過ぎる頃までは前のめりになるのをやめておいた方がよいと思います。

そんな餌で俺様が釣られクマー

まだ落ちそうだなと思っていても、動かすことができない/しにくいものもあります。 仮にできたとしても開始したばかりの NISA や確定拠出年金(iDeCo)、積み立てている投信なんかは下手に動かす必要はないでしょう。

ん、レバナス?……うーん、それはどうだろ。 ノーコメントでお願いします(苦笑)。

話を戻すと、それ以外の部分はキャッシュで待機するとしても、 それらが縮んでいくのを指をくわえて見ているだけというのも少し面白くありません。 というわけでベア ETF を使って少し遊んでみることにしました。

金額的には予想を外しても笑える程度で済むくらいに抑え、 前日買ったものを翌日に売るくらいのスピード感でやっています。

今のところは運がよいことに上手くいっています。 相場全体が沈む中で今月はプラスの利回りになっているので上出来でしょう。

まあ夜中にずっと張り付いていられないので、適当なところで指して寝ているだけですけどね。 結果的に上手くいってるだけです。

レバがかかっていれば短期でも値幅は十分に取れました。 裏を返すと逆に動いたら一気に失うというリスクと隣り合わせですが。

レバ ETF なんかは短期で使うのもと一般的には言われているようですが、確かになと。 ブルであっても長期間ガチホしますってのはかなり狂ってます。(狂気の沙汰ほど面白い)

とにかくあまり欲張らないように気を付けたいと思います。 成功体験で調子に乗って大きく張ると、いつか取り返しのつかないやらかしをしてしまうのが目に見えますから。

無理に大きく稼ぐ必要はありません。 ヘッジとして全体で損してなければ十分満足できます。

6月の成績(3週目)

先週からさらに伸ばして今月の利回りは +3% 台後半へ。 今年の確定損失も半分近く圧縮できた上で伸ばせているのは非常によきよき。

そんな中、仮想通貨ちゃんがひっそりとお亡くなりに……。 私は多い時でも全体の 5% 程度しか持ってなかったから大したことはありませんが、 もっと多く持っていた人は今どんな気持ちなんだろう。🥺