複利攻勢

落ちこぼれ系会社員の投資ブログ

インフレは大歓迎です

隣の芝生

何だかアメリカのインフレ率がヤバいことになってるみたいです。 CPI もそろそろ頭打ちになるだろうという予想もありましたが、依然として高インフレが続いているようです。

はあ、羨ましい……。

いやまあ 7% や 8% といったレベルが続いたら流石にキツいでしょうけど。。。 でも日本はむしろデフレで苦しんでるんだから、少し分けて欲しいくらいです。

最近は流石に日本でもインフレしてきてますけどね。 でも直近でやっと 2% 超えたくらいで、しかもエネルギー価格の高騰が主な理由なんですよね。

円安ガーなんて言われているようですが、そもそもドルベースで見ても原油価格はかなり上がっています。 為替なんて大した理由じゃない。

重要なのは季節や外的要因で変動が大きいエネルギーや生鮮食品を除いた部分です。 こちらは直近がプラスになりましたが、それでも 1% に満たないです。

去年はマイナスだったし、今年もマイナスの月が続いてました。 こんな状況で金融緩和を止める理由はどこにもありませんね。

引き締めしたくても金利が上がると政府の借金がヤバいからできないんだ、という意見も見かけましたが、 そもそも引き締めする理由がないんです。

円安がヤバいから止めないといけない? ヤバいとしたら動きが急すぎることだけです。 通貨安競争なんて言葉があるように、基本的には自国通貨は安い方が都合がいいことが多いです。

憂うべきは金融引き締めが必要なくらいインフレになっていないことです。 経済の健全な成長には緩やかなインフレが必要不可欠です。

アメリカだっていつまでも金融引き締めやってないでそのうち緩和に舵を切るわけだし、 また円高の方に戻ってきますよ(いつかは知らんけど)。

円安が進み続けるとしたらアメリカでずっと高インフレが続いてるなんて状況ですが、そっちの方が色々とヤバそうです。 日本もデフレかデフレすれすれの状態だろうから大概ですけど。

とにかく日本はまだ金融緩和が必要です。

内なる敵

国政選挙も近づいてきましたが、どうやら「岸田インフレ」なる言葉を悪口として使おうしている勢力もあるようです。

ハハハ、欧米では日本の何倍もインフレが進んでいるのに一体何を言ってるんだ? 世界的な燃料価格の高騰も日本が引き起こしたとでも?

「インフレ」が悪口になるんだったら「デフレ」は誉め言葉なんですかねえ。

そりゃあ「庶民感覚」なら物価は安ければ安いほどいいんでしょうけど。 政治はもっと大局的な判断でやってもらわないと困る。

政治家の給料を減らすとか人数を減らすとかも受けがいいみたいですが、 そんなところ削ってどうしようというんですかね。 溜飲が下がる?くだらない。

まともな議員が少ないってなら有権者がちゃんとまともな人を選べって話ですし、 国として動かす金額に比べたら議員にかかる費用なんて些細なものです。

緊縮的な発想は今の日本では本当に害悪です。 欧米のように記録的な高インフレみたいな状況ならわかりますよ。 でも日本の現状だと今じゃないだろと。

まあもちろん物価だけ上がっても仕方がないんですけどね。 賃金が上がってこそのインフレです。

最近も低賃金が拍車で人材難だ、なんて記事を見かけました。 それは人材難って言わないだろ。 待遇が悪いから寄り付かないだけです。 報酬が高くても集まらなくなってから言って欲しい。

結局のところ企業も家計も金を出したがらず、デフレマインドに陥っているんだと思います。 そしてそんな世論の風を反映して緊縮的な考え方の政治家が選ばれ、緊縮的な政策が実行される……。

たとえ物価高が先行して苦しい時期が来るとしても、 まずは心のデフレスパイラルをどうにかしないといけませんね。

6月の成績(2週目)

今月の成績は先週から伸ばして +2% 後半に。 あれ増えてる???ああ、円安のせいか。

個別株をさらに処分して全体の1割程度になりました。スッキリ。