複利攻勢

落ちこぼれ系会社員の投資ブログ

円安、そして資産は過去最高へ

デフレという病

最近はここ数年で一段と円安が進んでいます。 ドル建ての資産が多いということもあり、私の円評価での資産総額も影響を受けて上昇しています。

2020年の序盤は一時 1 ドル 101 円台だったことを思うと、かなり円安が進んだなという印象です。 テレビなどでも輸入価格が値上がりして生活に悪影響が…!なんて話を見かけます。

こいつらいっつも不安煽ってんな……。🤮

しかし長い目で見ると過度に円安が進んでいるとは思えません。 2014 年以降はだいたい 1 ドル 100 ~ 125 円くらいの間で推移しており、今回もまだ正常な範囲内に見えます。

リーマンショックやその前後から続く日本の政治的混乱があった 4,5 年が極端に円高だっただけで、 それ以外の時期では20年以上のほとんどがこの範囲をウロウロしています。

さすがに 1 ドル 140 ~ 150 円まで行ったらアレアレ?とは思うかもしれません。 ですが個人的には円高圧力の方が強い傾向があると思っており、せいぜい行っても 1 ドル 130 円くらいかなと考えています。

いや~、振り返ると 1 ドル 75 円とか本当に狂った時代でしたね。 近所のスーパーで外国産の豚肉が 100 グラム 60 円台で売っていたような覚えがあります。

あの頃は良かったみたいな意見も目にしますが、信じられません。 確かに消費者目線としては安く買えてお得!って話にはなりますが、一国民として円高・デフレを歓迎する気にはなれません。

為替とは別に原油価格の上昇などによる物価高もありますが、 全体としてインフレ率が安定して 1% 超えることもなかなかできない状況で大した影響があるとは思えませんね。 アメリカみたいに金利を上げないとヤバいって状況になってから騒げばいいのに、と思います。

問題視するとしたら収入が増えないとか手取りが減ってるとか、そっちの方が重要です。

自国の通貨による政府の借金なんてただの数字に過ぎないのだから、 今はいくらでも刷って無駄な公共事業でもバラマキでも何でもやればいいのに。 政府の借金よりもデフレマインドを退治できない方がよっぽど将来にツケを残すと思います。

為替も1つのリスク要因に過ぎない

円安のおかげもあって私の資産総額が上昇し、過去最高額を更新しています。 といっても年初来の利回りで見ればまだ -5% ほどですけどね。

つまりどちらかというと入金力のおかげです。

特に退職金(仮)。これが大きかった。 最悪 0 でも仕方ないと思っていましたが、結果的には想定より 50% 以上多くなりました。

当初は出るとしたら 2021 年中には受け取れるんじゃないかと予想していましたが、想定より時間がかかってしまいました。 逆にその分だけ金額が増えた面もありますけどね。

さて円安になると少し困ることがあります。 日本円で給与を得ているので、ドルベースで見ると収入が減ってしまいます。 なので相対的に米国株を買うための資金力が下がります。

株価みたいに基本的に右肩上がりなら別に問題ないです。 「株価が上がったから、ある金額で以前と同じ株数を買えなくなった」のと大差ないです。

しかし為替の場合このまま円安に進み続けることは考えにくいです。 今「円はルーブルよりも価値がない。もう終わりだよこの国🤪」と喜んでいる人達だって、 例えば 1 ドル 360 円まで向かっていくなんて本気で信じてはいないでしょう。

基本的にある一定の範囲内で収まるとすると今の円安は上限に近い可能性が高く、またある程度円高に振れると思われます。

まあ具体的にいつどのくらい円高になるかなんてはっきりとはわからないので、気にしても仕方がありませんが。 それに少しくらい円高になったところで、長い目で見ればそれ以上に株価の値上がりの方が期待できますし。

唯一気にするとしたら、税金ですかね。 ドル建て資産はしばらく円転する予定がありませんが、税金は日本円で払わないといけません。 たまたま円安の時に売買してしまうと、円評価上利益は大きく損は小さくなってしまい、税金的には少し不利です。

でも円高なら逆に税金は減るわけだし、やっぱり気にしてもしょうがないか。

何にせよ株価の上下に比べたら為替の変動なんて大したことがないと思うので、 リスクが少し上乗せされているだけと考えて問題ないでしょう。

3月の成績(4週目)

勢いは少し落ちましたが、月間利回りは先週に続いて上昇し +8% 近くまで伸びました。 月の半ばくらいまでは (今月はマイナスか…) という感じでしたが、そこそこ大きなプラスで終われそうです。 まだ平日が4日あるので油断はできませんが。